妊娠6カ月頃からお腹の真ん中に現れる、茶色い線!たしかに気になりますよね。実は、私にも出来たんです。いつの間にか出てくる茶色の線。何のために?大丈夫なの?お産したら消えるの? 嬉しいことに、ご質問をいただきましたので、こちらでも詳しくご紹介しますね^^今回ご質問いただいた妊娠中期から後期にかけてできる、おヘソを中心として上下に伸びる茶色い線!これは、『正中線(せいちゅうせん)』と言って、妊婦さんの約70パーセントにできるものです。悪いものではないので、心配いらないですよ^^人間は精子と卵子が出会って受精卵になったあと、人の形になるまでに、細胞分裂を繰り返します。※細胞分裂:1つの細胞が2個以上の細胞に分かれて細胞の数を増やしていくこと。そして、細胞分裂を繰り返しながら少しずつ内臓や身体のパーツの形を作っていくのですが、最初に細胞分裂の過程で左右に分かれるので、体が成長するにつれ、体の中央でくっついていきます。正中線は、体の中央でくっつく時の境目なんです。驚くことに、『くちびるのくぼみ』も、『鼻筋』や『鼻の下のくぼみ』も『アゴの割れ目』も『お尻』も正中線の一つなんです!赤ちゃんの体のうちお腹もおヘソを中心として半身が合わさって体の形を作っていきます。こうやってできた正中線は、妊娠していない女子や若い男子にも生まれつき目立ち安いことがあります。(健康上問題ありません。)妊娠すると、女性ホルモンのバランスが変化してメラニンという色素がもっともっと作られるようになります。そうすると、たくさんできてしまったメラニン色素がこの正中線に沿ってたまっていき、黒ずんでしまいます。妊娠すると、顔のシミや脇の黒ずみが出来てしまうのも、同じしくみなんです。 えー!!シミも黒ずみも同じ仕組みで増えるの?と思った方!出来ることがまだあります。少しでも正中線の黒ずみやシミなどが濃くならないようにするには、妊娠中はいつも以上に日焼け対策を丁寧にしましょう!しかし、お産して、ホルモンバランスが元に戻ると半年~2年程で正中線は消えていきますのであまり心配はいらないですよ^^正中線が消える時期には個人差があるのですが、妊娠で濃くなったシミも、同じ時期に薄くなっていきます。 私の場合は、産後も育児に気を取られて日焼け対策を怠ってしまい、シミが増えてしまったので、産後の日焼け対策も大切ですね 涙その他にも、ビタミンCが多いフルーツを始めバランスの取れた食生活や睡眠をよくとることも大切と言われています。しかし!つわりなどで食事が難しかったり、体調が優れないときは無理せずOK!食べられるものを食べられる時で大丈夫^^いずれは消える線のために無理をしてママの笑顔が消えては台無し!妊娠中は、体調に合わせて出来る範囲で無理のないようにケアしていけたら充分です^^ストレスや不安もメラニン色素をたくさん発生させるので、シミや黒ずみの大きな原因なんです! リフレッシュしたいなぁ話を聞いてほしいなぁと思ったら、助産師母さんと話してみませんか?きっと心がほぐれますよ^^ (Instagram)